2000.9の「ヤマザキ3行日記」
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#2000.9/26 「寒い夜の自我像」(中也)? モリオカ、それ(「モリオカ日記」#2000/9/26)は、八幡のJUSCOのことか? いつになく、グッとくるほどローカルでリアルな描写がふるえてるぜ。(なんのこっちゃ)。 ああ「悲しみに出遇うごとに自分が支へきれずに、生活を言葉に換へてしまひます。」 めっきり涼しくなって、すっかり秋風吹いてるなぁ、最近は。 |
#2000.9/25 サスペンス感覚の日常化 こんな「ドラマ」が放送されていた。 女29歳OL。ある日の夜中午前2時頃、自宅の電話が鳴る。弟の声に似た相手と話し始めた女は、間違い電話であることに気づく。だが、ついついそのまま話し続け、息のあった二人は、電話番号を確認しあい、翌日から電話での付き合いがはじまる。男は30代半ばの、大手レコード会社につとめるサラリーマン。 ====== や〜、じつに見事な騙り屋である。よくもまぁと感嘆これ久しゅうした。 |
#2000.9/22 学校化社会の進展 「ITの国民運動」とともに、教育改革においては、小中高のカリキュラムに、「奉仕活動」を「全員行うようにする」とのことだが、それはつまり、現代版「徴兵制度」のようなものだろうか。「強制労働」といった方がいいのだろうか。 |
#2000.9/21 インタビューの様式 モリオカ君のいうように(「モリオカ日記」#2000/9/20)、インタビューは気になるねぇ。女子水泳選手にも、色々いるけども、最初にメダルをとった某が、「「文化祭でステージに上がった高校生」というようなノリ」だというのは、私もそう思った。インタビューも慣れると、受け答えの表情といい語り口といい、型がそなわってくるのでもあろうか。 |
#2000.9/19 学校としての少年院 夜の民放のニュース(「出来事」)を見た。女性のアナウンサーが、ヤケにゆっくりと語るニュース番組である。この番組では以前から、ベテランの女性アナウンサーが担当しているようだ。 |
#2000.9/17 映画館のおもひで いいかげんサボリすぎたせいか、話題のおめぐみをされてしまった気分である(「モリオカ日記」#2000/09/17)。オリンピックも語るほどの感慨もないし、どうすべぇと思っていたところだ。 |
#2000.9/13 「うずまき――ARCHIVES――」 しばらく日記を休んでおりましたが、それにはわけがあります。 |
#2000.9/8 ケータイの会話モード ケータイにはめったに電話はかかってこないと書いたせいではないだろうが、一日に2件、変な電話がかかってきた。一つは、遠くに住む友人で、普段電話がかかってくることはない。出ると、つながっているのに返事がない。誤ってつながってしまったのでもあろうか。前にも、そういうことが一度あった。 |
#2000.9/6 私の「他者」体験 公共空間におけるケータイの使用の不快は、不可視の他者の闖入によって隣人の他者性が露呈され、空間の緩やかな結合が無視されたかの如く感じられることにある(「モリオカ日記」#2000/09/06)とのことだが、ナルホド、それを読んで思い出した鮮烈な「他者」体験がある。「他者」とは、「商品の買い手であっても、外国人であっても、子供であっても、動物であってもよい。要は、われわれを理解しない他者の極限を想定すればよいのだ」(柄谷行人『探求I』)とすれば、私の場合は、「動物」の闖入によって教室の「緩やかな結合が無視された」体験だ。 |
#2000.9/4 TV番組の音楽 モリオカくんの題名を付ける案(「モリオカ日記」#2000/09/03)に賛成して、私も今月からつけてみよう。(そういえば、いつのまにか、ブックマーク name をつけてくれなくなっちゃったねぇ、モリオカ)。 最近NHKで、「NHKアーカイブ」なる番組をやっている。数十年前の番組を放送する番組である。昨晩は、「10年の軌跡〜安保から安保へ〜」(1970)であった。 |
#2000.9/2 ケータイで〈世界〉をデザインする 「2000年夏 ケータイ事情 読者の反響」なる記事があった(「毎日新聞」#2000.9/2)。11件くらいの投稿記事のうち5件くらいはメールに関する内容だから、今や「ケータイ」は「携帯電話」と呼ぶのがふさわしくなくなってきつつあるのだろう。 先日、友人と話をしていたら、ノート・パソコンもあり、インターネットもできる環境にあっても、接続が面倒だし出歩いていることも多いから、携帯を持つようになったら、もっぱらケータイですませていると言っていた。ちょっとしたメールを出すために、いちいちパソコンを起動するのは、電話の気軽さにくらべてやはり格段にめんどーだろう。ただ、その友人は、牛と鶏の鳴き声で目ざめる、のどかな環境にいるために、ケータイのアンテナがちゃんとたっているのかどうかが疑わしく、人ごとながら心配ではある。 ところで、くだんの「反響」記事だが、娘のケータイに援助交際の申し込みメールを発見して二つに折って捨てたとか、いらぬ勧誘電話やメールにどうフィルターをかけるか、ペースメーカーを装着している人の対応策、 人と話しているときにメールのチェックをするのは無礼だなど、あらゆる他人との関係の可能性からどう身を避け自分にとって必要で気持のイイ環境にするか、親しい人や家族との関係の構築と更新のための活用など、自分の〈世界〉をどうデザインするかが、焦点になっているようだ。 |
YAMAZAKI Yoshimitsu
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