#2001.06/15
PCの修理
PCの修理をした。昨日、HDの調子がよくないことが前々から気になっていたので、これを交換した。回転数の速いものに変えたのだが、これは実に調子がよい。
調子にのって、今日、キーボードも変えてみた。キーボードがでかくて邪魔だと思っている人はいませんか? 私もそうで、机の上がかなり占領される上にちょっとどかすのにも困る。これも前々から、テンキーのついていない小さなものにしてみたいと思っていたので、この機会に変えてみたわけなのである。
ところが、これが災難のはじまりだった。
まず、PS/2のマウスが認識されない。
おかしいと思って、古い方のPS/2のキーボードをさして再起動し、それからUSBのキーボードをさしてみたら、なんとか動いている。こまったもんだと思いながらも、とりあえず、邪魔ッけなでかいキーボードをどかして、さぁこれで快適になったぞと思って早速打ってみた。
ところが、更に難問が発生している。どうもキーの位置がちがっているのである。ひらがなから、アルファベットに切り替えるのに、キー一つで変換されるはずなのが、反応しないのである。使えないわけではないのだが、不便きわまりないと思って、いろいろ試していると、「@」もでてこない。どこにいったかとあれこれ試し打ちしてみてもでてこないのである。ようやく、shift + 2 で入力できた。
これでは快適になるはずが、使いにくくなったと思い、キーボードの配列を変更することはできないかとコントロールパネルを開いたり、ヘルプを参照したりしたのだが、わかったことは、どうも配列は決まっていて変更できないということなのだ!
ここまでで、しばらく時間がかかった。
この間に、もう一台のPCにつないで試してみていた。すると、なんの問題もなく動いているのである。
これは、どういうわけか? と無い知恵をしぼってみたがだめなのである。ここで私はまず泣いた。
ちょっとしたことで、にっちもさっちもいかないようなエラーがけっこうおこるものである。以前、私のところに、「アルファベットのキーを打つと数字がでてくるようになった、こまったこまった」と友人のT氏から電話がかかってきたことがある。その際私は答えることができなかったのだが、その後再び電話があってなおったとのことであったが、知らぬ間に変なキーを押してしまったためにおかしくなるなどということもしばしばである。
こんな面倒な機械がそうそう誰にでも取り扱えるものだとは思えない。ビデオすらまともに使い方がわからないというおば(あ)ちゃんは、私の母親だけではないはずで、そういう極端な例を出さずとも、パソコンのエラーはかなり日常的なことだろう。
試行錯誤の上、とりあえず、もとの状態にもどそうと思った私は、でかくて邪魔なキーボードをさして再起動してみたのである。ところがである。このキーボードの配列まで変わっているのである! 私は号泣した。この時点でかなりへこたれ、後悔の念がさしていた。
ひとしきり泣いたのち、これまでにもずいぶんと泣かされる目にあってきた私は、冷静になって考えてみたものである。
さして条件の違わない片方では動いていて、こっちでは動いていないというのはおかしい。こういうことは私にだけ起こっていることではあるまいと思って、HPを検索してみた。すると、ありました。くわしいことは、こちらあたりにゆずるとして、つまりは英語キーボードの配列に勝手に変わってしまうことがままあるようなのである。
その後すぐにはうまくいかなかったのだが、どうにかこうにか無い知恵しぼってこまかな問題を解決し、ついに! 新しい、小さくてかわいいキーボードとPS/2のマウスの組み合わせで使えるようになった。
正直、これはかなりウレシかった。一人ガッツポーズを決め、「何事も根気よく冷静につとめれば道はひらける」との金言が胸に去来したものである。
この顛末を記して自らの備忘録とし、あわせて同じ悩みになやまされることのないよう、諸氏にお伝えする次第。

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