どうもここ数年、物を買ったり、サービス契約をしたりすると、毎度のようにトラブルが発生する。この夏にもまたあった。
8月はじめのこと。固定電話の回線が不通になっていることに気づいた。
電話をかけても全然出ないけどどうなっているのかと指摘を受けて発覚した。道理で届くはずのファックスも届いてないわけだとも納得した。
拙宅では、6月にインターネットの回線を光にしてIP電話にもしているので、自宅からよそへの送信はできていたのだが、外から拙宅への固定電話の受信が不通になっていたのである。
実際にいつから電話が不通になっていたのかはハッキリしない。7月末から不通だった可能性がある。ともあれ、気がついたのは夜の9時くらいであったが、N社の故障案内に電話して故障している旨を伝えたところ、翌日にも見に来るとのことであった。屋内配線に問題があれば実費が必要になるとの説明であった。うちは賃貸であるから、仮に施設内の配線に問題があっても、貸し主負担になる。
翌日早速やってきたのだが、管理会社が休みで修理箇所の鍵があけられないためにできないというので、翌日出直すと言って帰った。その翌日、修理は無事すんだ。直接私が修理人にあっていないので詳細を直接問いただせなかった。請求云々の話もなく、何がどう問題だったのか、よくわからないまま、とりあえず復旧したのでそのままにしておいた。
ところが9月はじめにまたも不通になっていることが発覚した。今度もファックスが届かないのでわかった。
土曜日の午前中にわかったのだが、今すぐ来いとの調子で言ったところ、1時間後くらいにはやってきた。
ついでに、先の修理の時に請求が貸し主の方にいっているかと思って、そっちにも問い合わせたところ、N社から請求などなかったとのことであった。ということは、故障の原因はN社の責任範囲内であったということだ。そこまでわかって、今度は補償させようと待ちかまえた。
修理の方はそれほど時間もかからずにすんだ。終っての説明を聞くと、光回線の工事のときに(6月半ばに工事をした)、ネジがあまかったのだかなんだか、工事が不完全であったための故障であるらしかった。
そこまでわかって、さて、この1ヶ月の間不通になったり直ったりを繰り返し、まともに固定電話としての機能を果たしていなかったことをどう補償してくれるのかとたずねてみた。
修理担当者は、なんだかモゴモゴと不通だった日にち分について日割りで返還しますだのなんのと言っている。
電話というのはいつかかってくるかもわからない連絡を、安定して待ち受けできてはじめてその機能を果たすのに、いつ不通になるかわからないような状態が続いていたことに対する補償はどうなるんだと言ってみたところ、後から連絡させますといって帰って行った。修理担当者にそれ以上聞いても埒があかないので、連絡を待つことにした。
果たして故障担当のセンターから連絡はあったのだが、基本的には修理担当者の話と変わらない。あげくに、お客様センターに連絡してくれと言われた。
ここまでいくと、だいぶ面倒にもなっていたのだが、ここで引き下がるわけにもいかず、電話した。
お客様センターは、こちらの事情を一通り聞いた上で、あらためて対応を検討させてもらった上でご連絡いたしますとのことであった。
そして、はたまた後日、また別のところから連絡がきた。ところが、その担当者がどうも物わかりの悪い中年オヤジで、8月はじめから9月最初までの間の基本料金をお返しすればいいですかなどと言っていたかと思うと、かけ直してきて、また日割りがどうのこうのと言い出す始末。
仕方がないので、お客様センターにした説明を繰り返したうえで、最初の工事に問題があったのなら、その時から9月最初までの間を補償してもらわなくては困ると言ってみた。最終的には基本料1ヶ月分返還で話はすんだ。
後日、口座に返還されていたとともに、5千円分の商品券も届いた。これにはBフレッツの申し込み特典云々と書かれた紙が入っていたが、私が申し込んだときにこういう特典が付くという話はなかったはずだから、これも謝罪で付けてきたということのようだ。
長い経緯になったが、こういうトラブルはけっこう多いのではないだろうか。しかし、表に出てこないのでもあろう。
ところで、最近うわさには少し聞いていたが、固定電話事業をN社以外もはじめるらしい。
ケーブルテレビの会社などでもすでに始めているとも聞くし、私がマイラインに指定しているところも今年中に固定電話事業を開始するとのニュースも流れてきた。いよいよ電話事業もN社独占時代終焉して大きく変わっていくことになるのだろう。
すでに拙宅でもIP電話を使っており、固定電話は外からかかってくるのを受信するためにつかっているだけである。とりえず、基本料安いし、不都合なさそうなら新参入の方へ切り替えるか。
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